ドリームプラン 第二弾〜夢の国〜
2017年06月29日
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当施設ブログを楽しみに読んでくださっていた皆様
更新が滞ってしまっていスミマセン…。
実はこの空けている間にとても大きなドリームプランを計画し、無事に実行して成功に終わることができたのでご紹介したいと思います。
前回は卓球&外食ツアーでした。
今回は〜
もうおわかりでしょうか(^○^)
今回は東京ディズニーシーに行ってまいりました〜。
入居者様2名(H様、Y様)+ご家族1名+職員2名の総勢5名で行ってまいりました。
ディズニーは遠い、体力が持たないのではないか、何かあった時にどうするのか。
H様の実母はディズニーランドに行った一週間後にご逝去されたことがある。
様々なリスクがありましたが、それでも行くことを決行した5名。
素晴らしい1日になりましたよ〜(*^_^*)
こちらはH様、誕生日のシールを貰いながらキャストに要望を仰っているところ。
聞いてるとやや無茶なご要望を話されていましたが、どのキャストも嫌な顔一つすることなく笑顔で応対されていたのをみて、
介護も同じサービス業です、見習うべき場面が多々あるなぁと感じていました。
こちらはY様。
1月にご入居されまだ半年経たずの中で行かれました。
ご入居当初は慣れ親しんだ土地を離れ、アンリ茅ヶ崎にこられたため混乱されている様子がみられていました。
それはそうですよね…
みんな今の家から急に離れることになったら
誰でも混乱します。
だったら一緒にディズニーに行って楽しい思い出を作っちゃおうということで一緒に行っていただきました。
この表情を見てわかるとおり見事に楽しんでくれました(^○^)
いやいや…
ディズニーパワーすごいです。
写真を撮っていない間もお二人とずーーーっと笑顔でした!
こちらはジャスミンのフライングカーペットです。
普段プライベートで行っていたときは全く気づきませんでしたが、このアトラクションも車いすのまま乗車ができるのです。
なぜディズニーシーに行くことになったのか?
簡単にお話ししたいと思います。
こちらの↑H様には90歳を過ぎてもなお夢を持たれていました。
その夢は奥様と90歳過ぎてから若いころに行ったイタリア、ベネツィア旅行に行くこと。
奥様も一緒にご入居され、病気と懸命に闘われていましたが、
今年の1月に他界。
この時、私は非常にH様に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
体力やリスクのことばかりが先行してしまいイタリア旅行に行きたいという夢に協力ができなかったこと。
イタリアでなくてもどこか国内なら叶えられたのではないかと悔やんでいました。
そんな中、H様がディズニーに最近興味を持ち始めたという情報を入手。
これは今行かないとH様もご家族も私達も後悔する!!!
そして3月に行くことを決心してから2か月後の5/17。
無事にディズニーシーに行けました。
こちらはシーのベネツィアンゴンドラという乗り物です。
ベネツィア旅行に行くことはできなかったけど、ゴンドラに乗りながらベネツィアの風景を眺められていました。
ちなみにH様は写真を持たれていますが、これは先に旅立たれた奥様のお写真です。
今もなお夫婦愛は健在です。
水面に浮かぶ乗り物に乗るのは足腰がしっかりしてないと乗れなかったのですが、H様は
『車いすを外してくれ。自分の足でちゃんと船に乗りたいんだ。』
これにはスタッフも娘様も感動((+_+))
そしてゴンドラに乗りながら奥様の写真にキスをされさらに感動((+_+))
こんな歳の取り方をしたいな
歳をとったらH様達のような夫婦でありたいな
そう強く感じました。
最後に帰りの車内で言われていたこと。
Y様『ディズニーなんて本当に冗談だと思っていました。計画してくれてありがとう。とっても楽しい思い出ができました!今日来なかった娘に自慢しちゃいます!!』
H様の娘様『お父さんとこうやってディズニーシーに行けるなんて思ってもいなかった。お母さんも本当にここに来ているみたい。今日お父さんと撮った写真は自分が死んだときに棺桶に入れてもらうことにするからね。お父さん。元気でいてくれてありがとう。』
H様『この歳になってもディズニーさんにいろいろと学ばせてもらうことができた。今日は最高の思い出になったよ。ありがとう。』
今回のドリームプランは私も介護の世界に入ってから、一番で最高に忘れられない思い出になりました。